西野亮廣に見る、夢の抱き方
ういーす。
失業保険のうち23万円を使いチケット購入、しかし売れず。
https://note.com/kouichi1997/n/n84ea35c59ead
西野なんとかってやろーは俺の倫理観の遥か上空2000kmを飛んで行った。目標達成のために、自身を信頼して失敗して世間に嘲笑されている人間に手を差し伸べる事に時間を使わない。誰にでも出せる容易な結論のドン、自己責任ということなのか。それとも俺の見えてない所で解決させているのだろうか。
相手にとっての幸せとは何かを考える時に軸となるのは、あくまで自分にとっての幸せでしかない。いくら頭を使ってもそうならざるを得ない。どれだけ相手のことを知っていても、自分の知らない、その相手だけが過ごした時間を知る術がない以上は知ったかぶりでしかない。もしかしたら心変わりしているかもしれない。その人の私生活が垣間見得ないので、バックグラウンドまで深掘りすることが出来ないため、経済状況の改善方法ぐらいしか提案できない。
昔、風船おじさんというのがいた。
借金のある1人の経営者は風船をくくりつけたゴンドラにのって琵琶湖から飛び立ち、アメリカを目指した。離陸した日の翌朝に音信不通になった。最後に目撃されたのは宮城県沖800kmの地点、本人からの救難信号を受けた海上保安庁のヘリが海上のゴンドラと当人を確認後、SOSが解除されたため救助活動を取りやめたそうだ。すでにいくつかの補助風船と主力の風船4つのうち2つは外気圧によってしぼんでいた。
その後消息不明となった。
夫人は捜索願を定期的に更新していたが、2016年に再婚し、翌年亡くなったそうだ。
夢を抱いてるがきんちょども、よく聞け。
夢には2種類ある。
他人にかける迷惑が大きい夢と、小さい夢だ。
迷惑とは何か。
海上保安庁がヘリで迎えに行った事か?
それに税金が使われた事か?
行方不明の旦那の借金を返済しなければならなかったことか?
うむ!他人事として見てもすべて迷惑行為だな。とんでもねーヤローだ。しかし他人にとっての幸せは個人には理解出来ない。他人のした選択なんて、外側から見れば決して合理的に見えないことがしばしばあるのだ。
個人で達成可能な夢ならば好きにすれば良い。てゆーかそれなら好きに生きるべきだとも俺は思う。
しかし俺はね、せめてね、他人の力を借りる必要のある夢ならばね、筋ってもんがあると思うのよ。
19歳になると大体の人は大学へ行く。全員が学びたいことを意識出来ているだろうか。全員が奨学金ではなく実費で行けるだろうか。全員が規則正しく多数派の倫理を持っているだろうか。
奴隷じゃあるまいし、そんなわけはない。
しかし「これは誰かに迷惑をかけてるんじゃないか?」と立ち止まる能力ぐらいは身に着けていると俺は考えたい。
つっても生きていく以上は「絶対に誰にも迷惑をかけずに生きる」のは無理である。だが考えるのをハナから放棄するのは老害への道だ。大多数の人間と倫理観がズレる奴は、人によって道が塞がれてゆく。なのでもし迷惑をかけたら「ごめんなさい」とまず思うことだ。今これが出来ない奴が目につきやすい。逆に言えばこれが出来るだけで自らを救うことになる。
今の若い奴にはせめてそういう倫理観を持っててほちーなー、というおっさんの小言、聞いてくれるかな?
聞かんわな。
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