地獄の果てでもDTM

優しくなれよ。俺もなるから。

音楽が分からん

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バーンと鳴ってからジャーンと終わるまでの間に、何をどれくらい詰め込むのか。

音楽はそれだけで良いのか?てか音楽って何が良いの?俺には分からん。ぜーんぜん分からんぞ。アンタ知ってんのか?説明できるか?

アーティストによる表現=彼・彼女にしか見えない風景を伝えるためのモノ

言葉での説明は不可能なので、アーティスト自身の中にある概念・感覚を聴衆に聞かせるためにそれらを音に変え、体験としてプレゼントする。俺は音楽による表現についてはそんな風に考えているのだが、これも怪しく感じる。

結局28年も生きてるくせに、たったひとつ、大好きであるはずのモノ一つについて、俺は全く知らんのだ。バッハ?モーツァルト?彼らの何かを知っている奴なんざいんのかね。いねぇよ。現代人に紐解けるのは精々彼らの伝記と当時の時代背景から考察出来得る心情の移り、そして楽譜から読み取れる性格ぐらいだろう。クソだね。

どうして音楽を作ったのか。音楽の何が良いのか。

理解出来ねんだけど。

なのにどんどん深みにはまる瞬間がある。音を作り始めて雑音をコントロールしきめ細かい部分にまで"生"を与えようと知恵を絞る。あくまでもその音が俺自身の感性から切り離された領域へ吹っ飛んでしまわないように制御しながら、ひとつの音を研ぎ澄ましていき、時間の軸にコード進行や展開やリズムを加え、今まで誰も見たことのない深みへ来ることが出来た!とかチョーシぶっこいた思考になってゆく。ところが、俺が深淵だと思ったところには既に誰かが通った痕跡が残っているという現実にすぐ気が付き、俺はただ無意識のうちにその痕跡を辿っていただけなんだと知り、落ち込み、勝手に負ける。

 

音楽は勝負じゃない。しかし音楽業界は勝負しかない。この矛盾的事実もまた、いちいち俺の脳みそをクズに変える。

ほんとゴミだね。音楽業界にいんのに音楽を作らないお前らは。何が悔しいって、儲けるのにはそれが最も賢い判断であるという現実だよ。俺はゴミから人間になろうとしちゃいるが、そのために大好きな音楽をツールとして使おうと躍起になっている瞬間と、純粋に好きな音を突き詰めるという行いを行き来している。美しい音を、ただ美しいまま連ねようとか、世界で一番汚い弱虫がほざいてるわけだ。

 

シャーペンの芯は炭素で出来ている。芯は真っ黒な物体だ。しかし炭素の並び方を変えるとあーら不思議、ダイヤモンドが出来上がる。

 

つまりこの世の物質物体はミトコンドリア以下の元素によって構成されていて、ただミジンコのクソ並みのカス程度でしかないソレの配列や角度が変わるだけで表情を変え、時に美しくなり俺たちを魅了したり、破壊的な暴力をチラつかせる悪魔にもなり得るってことだ。

世の中が常に不安定なわけだ。たったチリ一つの構成で変わる、昨日までの常識や信頼。それを逐一ご丁寧に発信してくださるウンコインフルエンサーどもの言葉に一喜一憂すんのもしゃーないな。

 

俺の感情も例外ではないらしい。生活リズムの一部分が変わるだけで、俺の理念は崩壊してしまう。あーあ。だっせ。

 

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